33歳男 結婚式での友人代表スピーチを頼まれて
33歳の男性会社員で、独身です。
この歳になると、周りは結婚をしている人間が多くなります。
そのため、今までに10回ほど結婚式には参列しています。
その中でも思い出に残っているのが、小学校からの親友の結婚式です。
私は、友人代表のスピーチを任せられたのです。
昔からの友人なので、頼まれて少し嬉しかったです。
当日は緊張するだろうけど、良い言葉で祝おうと思ったのです。
しかし、スピーチの内容はあまり考えずに本番に挑むことになりました。
実はその頃、仕事など私生活が忙しくて精神的に余裕がありませんでした。
それと、親友への言葉は手紙などに書かずに思いついた言葉で言いたいという気持ちもありました。
本番は、勢いでスピーチしようと思ったのです。
ある程度言うことは決めていたのですが、その場でアドリブを交えて伝えようと思っていました。
そして、結婚式の当日になりました。
友人は堅い仕事をしているからか、参列者も真面目そうな感じの人が多いなと思いました。
ひょうきんそうな人もいましたが、あまりふざけたスピーチはできないなと思いました。
結婚式が進んで、いよいよ私の出番に。
私の前にスピーチした新婦の友人は手紙を書いていたようでした。
やっぱ準備はするものかなと思いましたが、覚悟を決めてスピーチをすることに。
とりあえず無難に、新郎新婦へのお祝いの言葉。
そして、新郎との思い出などを語りました。
無難に話せてましたが、少し欲が出ました。
大阪人なのに、こんなオチのない話をしていていいのだろうか?
そのため、少しネタを入れることに。
新郎との話をしていると見せかけて、次第に話がずれていくネタをしました。
しかし、緊張していたからか話がグダグダになって、本当にわけの分からない話をしてしまいました。
言い終わった後に何の反応もなく、やってしまったと思いました。
混乱してまた変なことを話してしまったのですが、その時に開場前に見かけたひょうきんそうな人の声が。
「おちついていきや~」と芸人のゆりやんレトリィバァさんのネタで応援してくれたのです。
開場は笑いに包まれました。
私が笑わせたわけではないのですが、その人に救われました。
結果オーライってやつです。
最終的に何とかなったので良かったですが、今度からスピーチはちゃんと準備しようと思いました。