31歳女性 結婚式でブーケトスの願い

私は、大学時代から付き合っていた彼と結婚をしました。

大学を卒業後、彼は夢であった学校の先生となり、私はというと、リーマンショック直後の就職難の末、地元の会社に就職しました。

遠距離恋愛となってしまいましたが、私はずっと彼と結婚することを夢見ていました。

地元での生活は、高校の友達はみな都会へ出ているし、中学の友達とは疎遠になってしまっていたため、趣味で始めたサークル活動で知り合ったほんの数人がが友達でした。

大人になってからの友達ですが、気が合って、いろんな話ができる親友となりました。

もちろん、お互いの彼氏の話もしました。

そんな中、決まった私の結婚。

友人はびっくりした後、すごく祝福してくれました。

友人はというと、メンタルが弱く自殺未遂を繰り返す彼と別れたばかりの時で、良い人いないかな?女子力上げるにはどうしたらいいかな?などとお茶をするたび話をしていました。

私とって、この友人は、本当に特別な存在でした。

話が合う、趣味が合う、だけではなく尊敬して、憧れでもありました。

自分より、人のために行動する、そんな人です。

職業も、障がいをもった子供たちの介護をしており、一度私がしんんどくないの?と聞いたとき、「好きなの。

みんないい子たちばかりだから、お世話したいの」と言い、その顔はとてもにこにこしていました。

なので、絶対良い人を見つけて幸せになってほしいと願っていました。

結婚式への招待も、とても喜んでくれました。

だから約束したんです。

ブーケは○○ちゃんがとってね!と。

当日は、いつものホッとする笑顔を向けてくれていました。

結婚式でのブーケトスは、結婚に憧れていた私にとって、最大級のイベントでもありました。

主人となる彼にも、○○ちゃんに取ってもらいたい!と話していました。

いよいよその時、私は目で合図をして、後ろを向きました。

えいっ!
振り向くと、私の全く知らない人が笑顔で花束を持っていました。

○○ちゃんでもなく、参列してくれている私の友人でもなく。

だれ?
彼を見ると、「あー、彼女は僕の同期の先生。

来月結婚するんだよ。


今なんて言った?頭の中で整理がうまく行きませんでした。

とりあえず、母と約束していたので、笑顔を作りました。

○○ちゃんを見ると、「ごめん、取れなかった。

」と口を動かしていました。

で、もう一度よく考えました。

まず、私は、彼の友人として呼んだ方に、女性が多いことを良く思っていませんでした。

そして、私の友人ではなく、彼の友人がブーケを取りました。

最大の怒りは、彼女は来月結婚をするということです。

この怒りは、彼に後程伝えても、よく理解してもらえませんでした。

しかし、しばらくの間、私は結婚式の写真、特にブーケトスあたりのものを見ると腹が立っていました。

今もです。

思い出すと、なぜだ、という気持ちになります。

どうかこれから結婚式を挙げる方、自分の主張は、式前にしっかりと彼と確認しておくべきです。

私の友人〇○ちゃんは、まだ結婚しておらず、相手もいません。

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