私は子育て中アラサー主婦です。10年前になりますが、今でも忘れない自身の結婚披露宴での話です。打ち合わせを度々重ねる中、プランナーさんの方からケーキ入刀と同時に吹き上がる花火を演出するのはいかがか?と言われ、私も花火なんて素敵!と思い、当日お願いすることに…。そして、当日バタバタと結婚式から披露宴と移り、ケーキ入刀の時。お色直しやら忙しい時を過ごしていても、ケーキ入刀の瞬間の花火は私も頭にあり、皆さんにはサプライズになる!と内心ウキウキしていました。しかし、いざ入刀の瞬間、片方しか吹き上がっていない!あ、あれぇ…。と私たちも苦笑い。出席されている方々にはこれも演出と思っていただけたか、特に変な印象ももたれずその時はひとまず安心していました。その後コソッとプランナーさんが高砂まできて、花火の片方申し訳ありません!この後最後の時にでも上げますか?と言われ、考える余裕もなかった私たちはただはい。と言ってしまいました。今考えると、もう花火はお断りしていればとも思います…。披露宴の後半は思い出のスライドショーや新婦から両親への手紙としんみりムード。最後と言われただけで、どのタイミングで花火が吹き上がるのか聞いていなかった私たち。もちろん新郎父母や新婦父母も花火が吹き上がることすら知りません。そして本当に最後、新郎&新郎の父が出席された方々に挨拶をしお辞儀をした瞬間、新郎父の横で花火が吹き上がりました。私も今!?と思いましたが、誰よりも驚いたのは自分の横で吹き上がるとも知らない新郎父!会場の係の方に少し離れるよう移動させられ、急に吹き上がる花火…ただただ驚き、その驚き方に出席された方々から笑いが…。最後こんな形で終わるとは想像もしていなかった私達…。きっと花火が吹き上がる前までは会場全体が感動に包まれていたはず…。今や、あの時の話は笑い話になって、家族で時より思い出しています。もちろん、笑いあり涙ありのいい結婚式になったよね!とみんなで納得しています。結婚式や披露宴は誰しも初めてのことで、本人にしかわからない小さいハプニングも少なからずあると思います。決められた時間内で、とっさの判断や決断をしなきゃいけない時もありますが、主役の2人には少しの冷静な判断ができるような気持ちを残しておくことが大切だなと感じました。
36歳女 結婚式でのハプニング
