昔の結婚式は、親族だけでひっそりとやったもの。すると結婚式の会場やブライダル施設ができ、花嫁たちはこの日を待ちわびたかのように、夫婦と友達、親族をかき集めて盛大にやる。ところが、最近は、また親族だけでひっそりと祝儀をあげる人達も増えてきている。なぜなのかと思いながらもう当時姉が結婚式を挙げた時の私の恥ずかしいエピソードです。私がまだ、19歳の頃、姉が婿にに行き、その頃はまだ式場でやるのが9割だったので、父親と私は入念にこの日の為に、衣装や挨拶の言葉を考えて、いざ式場に足を運びました。結婚式に行く経験が当時の私にはない為、場内の華々しさに圧倒されましたが、なぜか黒の礼服に身を包んだ、高齢者や中年のおじさんやおばさんをみていると、まだこの式場には馴染んでなく、どちらかというと親族でひっそりやる結婚式よりの雰囲気だろ!と違和感を感じながらも、順調に式が進んでいく。中盤に入り、堅苦しい挨拶からブレイクタイムのようにカラオケ合戦が始まった。残り1人になった所でなぜか私が嫌々ながら、マイクの前まで連れていかれながら、(何歌う?)と聞かれたので、仕方なく、(じゃーこの曲で!)と言いマイクの前に立つ前にもうイントロが始まった。しかし、どうも様子がおかしい。まだ、スタッフさんが曲を入れてないのに、なんだこの今日は?しかもどっかで聞いたことの曲で、絶対嫌な予感しかしない曲だと思い、スタッフさんにバツマークのジェスチャーを送ったら、親族が(後、一曲だから、早く終わりにしろ!今流れている歌を歌えばいいんだ!)と言われ、仕方なく アニメ、ツヨシしっかりしなさいのオープニングテーマの歌を歌う事になりました。なんとも恥ずかしい曲で親父は、苦笑いで終わった結婚式でした。後から聞いた話、旦那な兄貴が入れた曲見たいで、旦那の名前がツヨシだったので、この曲を入れたとの事。その時はタバコを吸っていたらしく、カラオケの事はすっかり忘れていたみたいでした。
36歳 男 とんだ結婚式
