自営業をしています。父の妹、私の叔母の結婚式に呼ばれたのは、今から30年以上前の前の話になります。あのころ私は高校生、今はデジカメやスマホのカメラで簡単に写真が撮れる時代となりましたが、あのころは形ばかりでかいカメラで撮影をしていました。何と、結婚式は叔母のだんなさんの実家そばで行われたため、私たち家族は車で千葉県の房総まで乗っていき、結婚式後は一泊して帰ってきました。結婚式場が海のそばだったこともあり、ウミドリがたくさんいたことを覚えています。私は、母や兄たちに「あまり、叔母さんのこと知らないし、何て話したらいいのかな」と戸惑い気味で、結婚式に参加することになりました。高校生の頃でしたので制服姿に白ソックスを履いて参加をした姿を写真に撮ってもらいました。今あの時の写真を見る時がありますが、初々しい姿に恥ずかしくもなりました。こんな時代が私にもあったんだなあって。そして結婚式、白無垢姿の叔母とだんなさんが親戚や近所中の招待客を呼び、盛大に盛り上がっていました。お色直しは白のウェディングドレス姿で、きれいな花嫁さんでした。しかし、あまりなじみのなかった私は高校生だったこともあり、花嫁さんと目が合っても言葉が出ず状態でした。『何で私、呼ばれたんだろう…」ぐらいにしか感じませんでした。料理は千葉の房総ということもあり、海の幸の料理がふんだんにふるまわれ、正直なところその料理は豪華でおいしかったです。ですがその叔母とはほとんど話をすることがなく、叔母は病気で亡くなってしまいました。小さな子供を残して、旅立ってしまったために少しだけ後悔をしました。もう少し話ができたらよかったのにね。今では父も亡くなり、今頃は父と叔母さんは兄妹で天国で再会しているだろうねと母と話をしました。皆さんにお伝えしたいことは、後でどんなに話をしたくても生きているときでないと話はできなくなってしまいます。後悔のないようにしてくださいね。
50歳女 結婚式で叔母さんと会話がなくて困ったこと
