中国北京で6年暮らしていたので、2回結婚式に呼ばれました。いずれも新郎は外国人(日本人とフランス人)、新婦が中国人でした。1回目のときはビックリしました。何しろみんな普段着です。中国では白いネクタイはよくないとは聞いていたのですが、やっぱり日本人なのでスーツ、ネクタイで出掛けたところ、そんな恰好をしていたのは私以外は新郎(日本人)、日本から駆け付けた新郎の父(日本人)、新郎の勤めている中国の会社の社長さん(中国人)だけでした。あとは60名以上の出席者のうち、一人もフォーマルな格好をしている人はいないのです。驚きました。お祝いを包んで持っていくのは同じですが、むこうでは赤い紙の袋に入れていきます。8が縁起がいい数とされているので、888元などと数をそろえて袋にいれることが多いです。新郎新婦が腕を組んで、グラスのワインを飲み干す、とかそういうセレモニーがあるのは日本も中国も同じです。違うところは日本だと結婚式と言えば、いろいろな方々の挨拶が付きもの。それが退屈で困ることもよくありますが、私が出た結婚式では当人たちの挨拶、双方の親の挨拶、それに新郎が日本人だった時は新郎の上司(社長さん)の挨拶、それだけでした。一般的に中国人の方が日本人よりも形式ばらないところがありますが、結婚式がここまでざっくばらんだというのも驚きでした。儀式が終わったら宴会です。これは日本でも同じですね。あと結婚式当日ではないのですが、結婚式の準備で驚くのは、とても凝った結婚記念写真アルバムを用意すること。公園などで歩いていても、見ているこちらが恥ずかしくなるような、決め決めポーズでカメラマンに写真を撮らせている結婚間近のカップルによく出くわします。もちろん新婦はウェディング・ドレス、新郎はタキシードだったりします。出来上がったアルバムを見せてもらってこともありますが、「お前たちは芸能人カップルかよ!」と突っ込みを入れたくなるようなものに仕上がっています。
51歳男性 中国の結婚式はざっくばらんでビックリ
