63歳男 結婚式で病身のお年寄りにはさりげない対応をお願いします

アラカンの男性です。

私には持病があり厳しい食事制限があります。

ですので飲み会や会食などは一切お断りしております。

しかし冠婚葬祭となりますとなかなか断りにくいことも多く苦労しています。

先年古い友人の娘が結婚するので結婚式に出席してほしいと連絡を受けました。

しかしこの体調ですからとお断りしようかと迷ったのですが、是非にということでして出席を決めました。

式場は東京青山のなかなかオシャレな今風の会場です。

娘さんとお婿さんが中心となって結構式のプランを進めているということで総じてが若者ウケする印象です。

友人が気を使ってくれたのかその式場のサービスなのか定かではありませんが、案内状に食事の制約のある方は事前に申告してくださいとありました。

それに対応する食事を提供いたしますとあるのです。

ヘェ~時代も進んだなぁと思いながら、カロリーやその他の制限を記入して返信しました。

私は食事療法の成果で体重が18キロも落ちていましたので、昔の礼服が3着全てが合いません。

ズボンはチャックを上げてボタンを閉めた状態で手を離すと、ストンと落ちてしまうほどでした。

今後も必要であろうし、この機会に新調することにしました。

当日久しぶりの青山です。

以前は仕事でしばしば訪れていた街ですが、引退した今この街に来ることはなくなっていました。

地図を見ただけでは分かり難い場所でしたので、ナビに従ってなんとか無事に到着。

会場はとても大きく、既に多くの来賓でいっぱいでした。

会場にはロック系の音楽が流れていて隣の人との会話もままにならないほどの音量です。

大きなディスプレイが並び新郎新婦の映像が流れています。

何じゃこりゃ!というのが正直なところでした。

そして司会者だ登場し挨拶があり新郎新婦の入場です。

そして配膳が始まりました。

メニューは洋食でスープから始まりましたが、私は特別食というだからでしょう、20台ほどの女性スタッフが私のところに来て料理の説明をしてくれました。

塩分はどうのこうの、カロリーはなになにを使っているのでここまで抑えていますなどと長々と説明します。

そして「ご安心してお召し上がりください」というのです。

しかしフルコースで一品ごとにこれをやられるのです。

床に膝間ついて!。

テーブルは5人席。

他の人の目も気になります。

4品目ぐらいにはいい加減にしてくれ!という気分になっていました。

そんなの最初に一度言えばいいではないか!と。

スタッフは総じて若くその企画されたホスピタリティが身についていない感じが辛かったですね。

私のような制限を持った人間には「さりげなく」っていうことが、最も優しいのですよ。

でも食事は制限食であったのにとても美味しかったですよ。

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